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Glyphsでフォントを作ろう

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2017年12月の記事一覧

Glyphsでフォントを作ろう 第6回

ちょっと間隔が空いてしまった。いかんいかん。 「k」を作ろう 「k」にはいくつかパターンがあるが、今回は比較的シンプルなデザインで作業を進める。 注意すべき点は「く」の字の交点の位置と線の太さ、そして線の長さだ。 まず交点の位置について。 これはxハイトの中心よりも若干上に持っていこう。その方が視覚的に安定する。 次に太さについて。 斜線は若干末広がりにした方が視覚的に安定して見える。なので「k」の場合は「く」の交点部分をほんの少し絞ろう。 純粋な直線にすると、交点部

Glyphsでフォントを作ろう 第5回

今日は10文字がんばるぞい。 「a」を作ろう 「t」と同じように「n」からアーチ部分をコピーしてこよう。そしてこれまた同じように先端部分を程よいところでスライスツールでカット。 続いて下半分の丸い部分。 正直言うとこの部分の説明がかなり難しい。少々分かりにくいかもしれないが、下のイメージのように、丸ではなく極限まで角を滑らかにした多角形と捉えもらうとバランスが取りやすいかもしれない。 また、ド定番だが(自分のイメージにあった)フォントを見つけてきて手本にするのも有効だ。

Glyphsでフォントを作ろう 第4回

さて「o」の続き。 「t」を作ろう まず「n」からアーチ部分のパスをまるっとコピペしよう。そして上下に反転し、アーチ部分の途中をスライスツールでカットする。そこに長方形ツールで横線を追加すれば、「t」の完成だ。 微調整として、スライスツールで切った部分はそのままだと広がり気味に見えるので、ちょっと内巻きにするとバランスが良くなる。 また、追加した横線は「o」の上下部分よりも若干細くした方が視覚的にちょうどよく見える。 よし、今回は手早く終わった。 「e」を作ろう 今度